ラシーンに復刻版はない!中古販売店で良車を選ぶ8つのコツ

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ラシーンが欲しいけれど旧車が不安で復刻版で新車ないかなと思っていませんか?残念ながらラシーンには復刻されておらず、予定もありません。

となるとラシーンが欲しい場合、中古車を選ぶしか選択肢がないのですが、「故障しやすいのかなぁ?」「安全性はどうだろう」などと不安は付きものですよね。でも大丈夫。

ここで紹介するいくつかのポイントを抑えれば状態の良いラシーンに出会える確率は上がります。

実際にラシーンを購入した筆者が解説します。

この記事ではラシーンに関して

・復刻の状況
・良車を選ぶコツ
・良車の相場

を掲載します。

この記事を読んでいただければ、復刻版とは言わないまでも状態の良いラシーンを選ぶことができるようになっています。ぜひ参考にしてください。

今までラシーンの復刻はなく予定もない

ラシーン後期型1
出典:ビービーエス・カーズ

1994年〜2000年に販売された、日産のラシーン。今でも人気のある車で再発売を望む声は少なくありません。ただ、2020年7月現在、復刻版や再発売はしておらず、今後の予定も発表されてません。

つまり、ラシーンを購入する場合、中古車を選ぶしか選択肢がないのです。

販売時期から逆算すると、現在出まわっているラシーンは20〜26年落ち。最後のモデルは2000年に発売された「後期型タイプM」ですが、それでさえ20年落ちとなかなかの年紀があります。

当時はレトロ感を出すようなデザインを施されたラシーンもいよいよ本当のレトロ車へとなりつつあるんです。

それでもあのカクカクフォルムのラシーンに乗りたいという方。どうせなら状態の良い車体を購入した長く安全に乗りたいですよね。

次章からで実際にラシーンを購入した筆者が、状態の良い車両を見つける可能性が上がるコツを紹介しますね。

新車と中古車のメリット・デメリットを整理

復刻版がないかなと探していた方は「できれば新車のラシーンがいい」と思ったはず。でも、ラシーンはどこを探しても中古車しかありません。

では、そもそも中古車と新車の違いってどんなことがあるのでしょうか。
ラシーンを選択する前に、中古車のメリットとデメリットを整理しておきましょう。

新車の場合

もちろん新車は以下のメリットがたくさんあります。予算が十分にあり、販売されている車両のなかに、お気に入りのモデルを見つけられたら新車を購入する方がよいでしょう。

メリット

・最新の機能を選べる
・グレードを選べる
・カラーや装備を選べる
・エコカー減税に対応している車がある
・保証が充実している
・保険で新車特約を付けられる

デメリット

・中古より費用がかかる
・中古より納車まで時間がかかる
・市場に過去のモデルがない

中古車の場合

中古車の場合のメリットはなんと言っても、過去に販売されていたモデルを手に入れられることです。費用も抑えられる傾向にありますが、車によっては中古車でも高額で取引きされています。以下のデメリットを踏まえて中古車が欲しいかというのがポイントです。

メリット

・過去のモデルがある
・新車より予算を抑えられる
・新車より納車が早い

デメリット

・コンディションに当たり外れがある
・故障リスクが比較的高め
・保証期間が短い傾向
・カラーやオプションは在庫車次第

中古車のデメリットであるコンディションの当たり外れや故障リスクに関しては、車両を選ぶ際にいくつかのポイントを知っていれば回避できます。

次章で中古のラシーンを選ぶ際のコツを解説します。ラシーンの購入を考えてる際はぜひ抑えておきましょう!

状態の良いラシーンを選ぶ8つのコツ

市場にはたくさんのラシーンが出まわっていますが、残念ながらすべての車両がコンディションがいいわけではなく、当たり外れがあります。

ただ、ここで紹介する8つのポイントを抑えれば良車を選べる確率があがりますので、参考にしてください。

①専門店で購入する

絶対におすすめしたいのはラシーン専門店での購入です。なぜなら、不具合や部品などラシーンに熟知したスタッフが品質を担保しているからです。専門家が市場から状態の良いラシーンを選び、整備をしているので、購入後の不具合のリスクを下げることができます。

ラシーンの故障に関しても詳しいので、アフターフォローも手厚いののが特徴。部品の在庫もあるので万が一のときにも頼りになります。

ラシーン専門店に関して詳しく知りたい方は【全国店舗一覧付】ラシーン専門店のメリットとデメリットを解説をご覧ください。

②ネットだけでなく実物を見る

最近ではネットで検索するとたくさんのラシーンがヒットします。スペックや外観、内装などの写真も掲載されていて、購入の参考にできるようになっていますが、実物を見て購入したいところです。

キズや汚れの具合などは写真でみるのと実物ではイメージが違います。においは実物じゃないとわからないですよね。

さらに、できれば試乗させてもらってください。ラシーンの乗り心地は最近の車とは違って、道路の凹凸などを感じやすかったりします。ぜひ試乗しましょう。

ラシーンは人気の車なので、ネットに出回る前に店舗で売れてしまうことも多々あります。そんなネット未掲載車との出会いもあるかもしれませんのでぜひ店舗へ行ってみてください。

③走行距離や年式は参考程度

中古車を購入する際にほとんどの方は走行距離や年式を気にしますよね。確かに車両の状態を知るひとつの基準になりますが、ラシーンを選ぶ際はあくまでも参考程度に。

ラシーンは発売から20数年経っており、市場に出まわっているものはすべて年式が古いので選択の基準にはなりません。

また、走行距離が少なくても保存の状態が悪ければコンディションも悪くなっています。逆に走行距離が10万Kmを超えていても、大切にされていた車両はまだまだ元気だったりします。

なので、年式や走行距離にこだわり過ぎずに、個体の状態をよく観察することが大切です。

ちなみに年式は

・前期型が1994〜1996年(平成6〜8年)
・後期型が1997〜2000年(平成9〜13年)

というようにマイナーチェンジのタイプの判断に使えます。後期型の方が装備が充実しているので参考にしてください。

ラシーンの前期型や後期型の詳しいスペックを知りたい方はラシーンのタイプ14種類の違いを解説!前期型から後期型まで網羅をご覧ください。

④ゆずれない装備を整理しておく

ラシーンは大きく分けて前期型と後期型に分けられ、それぞれの型でグレード(タイプ)がいくつも展開されています。型やグレードで装備しているものが違います。

・ルーフレール
・背面スペアタイヤキャリア
・サンルーフ
・助手席のエアバック
・ABS

などなど、さまざまなオプションの違いがあるんです。

自分が譲れない装備を事前に整理しておくと、ラシーンの選択の基準になるので確認しておきましょう。

ラシーンは全部で14タイプあり、それぞれの装備をラシーンのタイプ14種類の違いを解説!前期型から後期型まで網羅でまとめているので、参考にしてください。

⑤多少のキズは気にしない

ラシーンは古い車なので、発売時の純正のボディをキズなしで保っている車両は珍しいです。多少キズがあることは許してあげましょう。キズがあることで価格が下がってお買い得になることもあります。

それでも気になるキズがあるならばやめておきましょう。これは好みの問題ですので自分が許せる範囲でジャッジしていけばいいでしょう。

⑥下回りにサビはないか

雪国を走っていたラシーンは凍結防止剤の影響でボディの下回りが錆びている場合があります。一見するとキレイでも下がサビだらけだと、さまざまな故障を引き起こす原因になります。購入の前にボディの下回りを覗き込んで確認しておきましょう。

⑦ボンネット内の状態

ボンネットを開けて中の状態を確認しましょう。

・サビがないか
・ホース類から液漏れがないか
・セルモーターが正常かどうか

この3点を中心に見ておきましょう。

セルモーターは試乗してセルを回して一回でエンジンがかかるか確認しておきましょう。

⑧タイヤの消耗

中古車は基本的にすでに装着してるタイヤをそのまま購入することになります。タイヤの消耗が少ない車両を選べば、タイヤ交換の時期も遅らせることができてお得です。

ただ、タイヤの消耗のチェックの優先度は低いです。あくまでも消耗が少なかったらラッキーという程度です。

〈タイミングベルトとタイミングチェーンについて〉
中古車を購入する際によくチェックしておくべきものとして、10年に一度交換しなければいけないタイミングベルトがあがりますが、ラシーンはタイミングチェーンなので交換の必要がないため、チェックポイントとしては重要ではありません。

さいごに

さいごに今回の記事のポイントをまとめます。

・ラシーンは復刻もその予定もない
・新車と中古車のメリットとデメリットを理解しよう
・ラシーンを選ぶ際は今回紹介した8つのポイントをチェック

この記事を参考にみなさんがステキなラシーンと出会えれば嬉しいです。

ラシンラシン

日産のラシーンのオーナーのアウトドア系ライター、マルが運営するメディアです。ラシーンの購入を迷っている方に有益な情報のほか、子育てや日々のおすすめを発信していきます。

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