妻が妊娠して喜びも束の間、「俺は何をすればいいのだろう」なんて夫の皆さんは思っているませんか? 私も初めて妻の妊娠がわかったときに右も左もわからず不安になったのを覚えています。「きっといろいろやらなきゃいけないことがあるんだろうな」と漠然と思っていましたが、意外とシンプルです。
極論を言ってしまうとお腹で赤ちゃんを育てて、出産すること以外は夫はできるんですよね。ただそれだけでは身も蓋もないので今回の記事では妊婦の夫としてやるべきこととして
- 妻の妊娠からしゅっさんまでの変化を把握する
- 風疹とインフルエンザの予防接種
- 【男の見せどころ!】日常生活で妻を鬼フォロー
- 両親学級へ一緒に行く
- 親・友人・会社へ報告
- 禁煙・禁酒をする
- 妻との時間を楽しむ
の7つを紹介します。読み終えていただければ、妻が妊娠中に夫がやるべきことがわかるようになっています。一説によるとこの期間に夫がしっかり協力すると、この先の家族の関係も良くなるのだとか。夫の男の見せどころです。ぜひ参考にしてください。
1.妻の妊娠から出産までの変化を把握する
一般に妊婦は10ヶ月程度で出産を迎えます。「10月10日(とつきとうか)」と言われているやつです。この10ヶ月で妊婦は心身ともに大きく変化していきます。
妻の妊娠から出産までの期間を大きく4つにわけて簡単に変化をまとめます。
【妊娠超初期】0〜4週
妊娠検査薬で反応が出るのは4週目以降なので、夫にとってこの時期はいつの間にか過ぎ去っていることが多いです。
【妊娠初期】5〜16週
この期間は「つわり」に悩まされる妊婦が多いようです。6〜13週目ごろにピークを迎え、その後徐々につわりの症状は楽になっていく傾向があります。ただ、つわりは個人差があり出産するまで続く方もいます。また、この時期は流産のリスクが15%程度ある言われています。
【妊娠中期】17〜27週
この期間は一般に「安定期」と言われていて、流産のリスクが下がります。この時期にウォーキングやマタニティヨガなど適度な運動を始める人もいます。
【妊娠後期】28〜40週
この頃になるとお腹の赤ちゃんはだいぶ大きくなってきます。平均的に31週目頃には約1,800g、40週目頃には約3,000gまで成長します。入院や赤ちゃん生まれてからの生活の準備をする時期です。
妊娠中の妻の変化をもっと詳しく知りたい方は「夫が知っておきたい!妻の妊娠から出産までの変化」で紹介していますので読んでみてください。
2.風疹とインフルエンザの予防接種
妊婦が気をつけなければならないのは感染症です。なかでも風疹はお腹の中の赤ちゃんに悪影響を与えるとされているので要注意です。妊婦の風疹の感染経路は夫(職場感染)からのケースが多く、夫も風疹の予防をする必要があります。
市区町村によっては妊婦や配偶者の方へ無料で風疹抗体検査を行なっていますので、まずは自分に風疹の抗体があるかチェックしてください。もし抗体がなかったら、すぐに予防接種を。
また、毎年冬になると流行り出すインフルエンザも妊婦にうつらないように夫は予防接種を受けておきましょう。
3.【男の見せどころ!】日常生活で妻を鬼フォロー
夫の男の見せどころはズバリ日常生活です。ここは大いに夫が活躍できるところです。妻の代わりにできることを率先してやりましょう。妻を鬼フォローです。「ここじゃなきゃどこで力を発揮するの?」というくらいです。
掃除、洗濯、料理は基本的に夫がやりましょう。すぐにでもできることです。料理はしたことないからという夫もいるかもしれませんが、今の時代ネットを使えばレシピはたくさん出てきます。その通りに作ればいいだけです。
また、重い荷物を持ったり、何気ない話を聞くなど日常生活には夫ができることがたくさん潜んでます。率先してやっていきましょう。日常生活で夫がフォローできることをざっとリストアップしてきます。
- 掃除
- 洗濯
- 料理
- 重い荷物は持つ
- 高いところの荷物をとる
- 手を繋いで歩く(特に階段)
- マッサージをする
4.両親学級へ一緒に行く
両親学校とは病院や自治体などが開催している、妊婦(母親)とそのパートナー(父親)を対象にしたカルチャースクールのようなものです。出産や子育てのことを学べる場として開かれています参加費は無料のところが多いです。有料のところもありますが、数千円程度で比較的安価で受けることができます。
父親が妊婦を体験するために重りをつけてみたり、赤ちゃんの人形を使って子育てのポイントを教えてもらったり、夫婦で子育てを考えるいい機会になるので、行っておきたいところです。子育ては夫婦の問題です。お腹にいる頃から協力していきましょう。
5.親・友人・会社への報告
妊娠の周囲への報告のタイミングは一般に安定期に入った17週目ごろが良いとされています。報告は直属の上司から行うのがセオリーです。
妊娠初期の16週目くらいまでは、流産の可能性もあるので報告しない方がいいと思います。報告後に流産をすると流産の報告も必要になってくるからです。
また、職場での報告は実は神経質なものです。妊娠したくてもなかなかできない方や様々な事情の方がいるのが職場です。よく思わない方もいるかもしれないということを考慮しながら節度をわきまえた報告がベターです。
妊婦本人の場合、仕事によっては体へ負担が過返らないようにする必要が出てきますので、早い段階で会社に報告して、働き方を変える必要がある場合もあります。
また、親しい友人や親への報告に関しては、人それぞれ築いてきた人間関係があると思います。どんなことでも相談できる友達なんて言ったりしますし、報告のタイミングに一般論をしても意味がないと思います。皆さんの人間関係から判断しましょう。
6.禁酒・禁煙をする
タバコはやめましょう。妊婦の体に悪影響を与えることは、言わずもがなですよね。
お酒は直接的に妊婦の体へ悪影響を与えるわけではありませんが、注意が必要です。というのも、妊婦に何か緊急なことがあった際に、酔っ払ってしまっていると助けることができないことがあるからです。
特に出産を間近に控えている期間はなるべく禁酒しましょう。陣痛が始まったときに病院まで連れ添ったり、車でいく必要があったり、飲まないにこしたことはないのです。
7.妻との時間を楽しむ
安定期の間は過ごしやすくなる妊婦もいます。そのため、結婚式を挙げるカップルが多いのだとか。この期間に妻との時間を楽しむのをオススメします。例えば
- マタニティフォト
- 旅行
- デートらしいデート
- ちょっといいところで食事
子どもができてから、家庭は変わっていきます。妻と二人きり(お腹にはいる)で過ごせる時間を大切に。
この安定期をこえるといよいよ出産の準備へと向かいます。入院の準備や産後に必要なものをそろえて、万全な体勢で赤ちゃんを迎え入れましょう。
妊娠や出産は妻だけでなく夫婦のもの
いかがでしたか? 妻が妊娠した際に夫がしなくてはならないことが、少しでもイメージできたなら嬉しく思います。妊娠や出産は妻しかできないことかもしれませんが、夫婦のものだと思っています。
妻の妊娠中は男のかぶをあげるチャンスです。ぜひこの記事をきっかけに、妻を鬼フォローして素敵な育児デビューを果たしていただければと思います。
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